ここは路面電車のテーマパークか!

長崎新幹線に関する記事でさんざん悪く言った長崎電気軌道ですが、ファン的な楽しみは大いにあるので、今回はそちらを紹介していきたいと思います。

まあまずは悪名高き?長崎駅前電停から。

乗り降りするのに必ず階段を上り下りしなければならないのはツラい…。
この電車に乗って一路北を目指します。

※長崎駅前時点では29人
銭座町?:1人下車
茂里町:4人下車
浦上駅前:2人下車、1人乗車
大学病院前:2人下車
浜口町:6人下車

浜口町は原爆関連史跡にほど近く、観光利用が絶えません。また、電車はここからしばらく専用軌道になるのでファン的にはなかなか気になるところです。
いや、それ以上に…

電車が建物に突っ込んでく!!!

専用軌道に入った電車はすぐに長崎西洋館の中を突っ切ります。電車がビルに吸い込まれる光景は意外と存在するのですが、路面電車がこんなにガッツリと突っ込んで行くのはけっこう衝撃的です。

ちなみに西洋館の中には長崎電気軌道の資料館があります。ミニレイアウトや電車の運転台といった子供向けのものから駅・路線の変遷といった廃線マニア向けのものまで軽く1日いられるクオリティです。これで入室無料というからすごい。

少し街をぶらついた後、今度は松山町電停にやってきました。浜口町から続く専用軌道上の電停で、さながら郊外私鉄のようです。

松山町:10人乗車
浜口町:1人乗車
大学病院前:2人下車
浦上駅前:2人乗車
茂里町:8?人下車、5人乗車
八千代町:4人下車
長崎駅前:12人下車、7人乗車
桜町:3人下車、1人乗車

想像以上に松山町での乗車が多いですね。もしや、浜口町で下車して平和関連施設を訪れ、松山町まで歩いてから帰るというのが長崎北部観光のゴールデンルート…?

桜町電停の先は以前の記事で紹介したようにトンネル状。尾根の上を通る国道34号線をくぐっていく姿はヨーロッパのLRTを思わせます。

ちなみに、公会堂前からの帰りに3系統の電車に乗ったのですが、西浜町から満員状態。大波止に至るまで乗客が増える一方で、乗降観察どころではなかったことをご報告させていただきます。


今回紹介した各所だけではなく、川の上の終着駅・正覚寺下や、埋れた石橋に想いを馳せる石橋など、長崎電気軌道には魅力的な電停が勢ぞろいです。長崎に訪れた際には乗車してみてはいかがでしょうか? 

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