シェアペダルを利用してみませんか?

 2018年3月26日からスタートした千葉市シェアサイクル実証実験。突然現れた白い自転車たちに興味津々の方も多いですが、看板の情報だけではどうすれば利用できるのかいまいち不明瞭なはず。そこで今回は千葉市シェアサイクルの利用方法についてまとめてみます。
 なお、当記事内で〔 〕はスマホの画面に表示されるボタン、[ ]は自転車の各ボタン、「」はタッチパネルに表示される内容を表しています。

タイトルは「シェアペダル」となっていますが、HELLO CYCLINGに加盟しているサービス(HELLO CYCLING、ダイチャリ、ハレノヒサイクル、PULCLE、Chario、Hi!cyclingなど)であれば同様に以下の方法で利用できます。


1.アカウントを登録する

①アカウント登録
 HELLO CYCLING公式サイトの 〔ログイン/新規登録〕から〔新しいアカウントを作成〕を選択、必要事項を打ち込みます。この仮登録が終わると、登録したメールアドレスに本登録用のメールが送られてくるのでリンクをクリック。これで登録完了です。

②決済手段を登録
 アカウントを作成しただけでは自転車は利用できません。料金の支払い方法を選択する必要があります。未払いを防ぐため、料金の支払いは各種クレジットカードまたはキャリア決済(スマホなど)、そしてHELLOマイル(利用方法はコチラ※他サイトです)のみで、現金や交通系ICカードは利用不可能です。なお、小豆島・川越・沖縄ではHELLO CARDというものが発売されており、そちらを利用することもできます。

2.自転車を借りる

①自転車を予約する
 マイアカウントでマップを開き、出発するポートをタップします。 すると、貸出可能な自転車一覧が出てきますのでお好みの自転車を選択。これで予約完了です。

なお、ポート詳細を開くと各自転車のバッテリー残量が表示されます。バーの数によっておおよその残量がわかりますので、ぜひ活用してみてください。もっとも、15分以内の移動であれば10%以下でも十分辿りつけるのでさほど気にしなくても問題ないかとは思います。

<バッテリー残量のめやす>
バー3本:50%以上
バー2本:30~50%
バー1本:30%以下
バー0本:バッテリー切れ

②自転車を借りる
 予約したらすぐにポートへ向かいましょう。予約から30分経つと予約が自動的に取り消されてしまうからです。

 ポートに着いたらサドルの下にある番号で予約した自転車を探し、タッチパネルの電源を入れます。すこしすると「予約済み」→「暗証番号」と表示されるはずですので、メールまたはマイアカウントに送られてきた暗証番号を入力。ロックが解除されたら貸出開始です。

自動で解錠されます。触れないでください。

 なお、自転車を借りる際にはあらかじめタイヤの空気圧などを点検しておきましょう。もしも借りたあとで自転車の不具合に気付いた場合は3分以内に借りたポートに返せば料金がかかりません

3.電動アシストを活用する

 千葉市シェアサイクルで使用されている自転車はすべて電動アシスト付きです。

 [電源]を押すと以下のような画面が表示され、アシストが開始されます。

 画面左端にはアシストの強さが表示されており、[▲]アシスト[▼]で3段階の調節が可能です。

 また、[切替]を押すと走行速度・バッテリー残量・バッテリー走行可能距離を確認することができます。バッテリー切れは運転に支障をきたすだけでなく充電を必要としますからこまめに確認してください。

4.一時駐輪する

 ポートがないところで一旦自転車を止めておきたいときは、手動でガチャンとロックをかけてください。解錠はタッチパネルの電源を入れ、暗証番号を入力することでできます。ただし、この一時駐輪の間にも料金は発生しますのでご注意ください。

5.自転車を返却する

 自転車を返却する際もまずは手動で鍵をかけることから。

 鍵をかけたら電源を入れ、[RETURN]を押します。このとき、よく一緒に[1]も押してしまう事態が発生しますのでご注意ください。(左上の方からタッチするとうまくいくことが多いです。なお、[1]を押してしまった場合は[HOME]を押して最初からやり直してください。)

※返却予約について

 2018年7月ごろから新たに返却予約というサービスが始まりました。ハローサイクリングではラックの数を越えての返却は不可能となっており、せっかくポートまでやって来たのに満杯で別のポートへ…なんて事態も往々にしてあるのですが、これを利用すればあらかじめ返却するラックを確保できます

ただし、返却予約は自転車を借りた状態でしか行えませんのでご注意ください。

自転車レンタル中にマップを開くと、下のところに〔返却予約〕のボタンが出てくるのでそちらをタップ。

返却予約用の画面に切り替わりました。Pのアイコンで示される返却可能なポートの中から、目的のポートを選びタップします。

確認画面が出てくるので〔OK〕を押すと予約完了です。なお、こちらも30分経つと自動で予約が取り消されてしまうのでご注意ください。

※残高不足に陥った場合の対処

HELLOマイルなどで自転車を利用した場合、利用料金が残高を超えてしまうことがあります。このような残高不足に陥った場合でも返却処理は通常通り可能ですが、決済エラーとなり再支払いの必要が生じます

アプリのメニューバーから予約・利用履歴を開くと当該利用が赤い枠で表示されますので、利用詳細を開き、決済方法を変更するなどしたうえで〔再支払〕をタップしてください

《ICカードを活用する》

 まずはじめに申しあげておきたいのは、HELLO CYCLINGにおいてICカードは決済機能を持たないということです。クレジットカードやスマホの代わりに料金支払いに用いることはできません。 では何のために存在するのかといえば、実はただのカギにすぎないのです。 利用を開始するときに開錠する、一時駐輪していたのを開錠する、そんな機能しか持ち合わせていないのです。
 しかしながら、ICカードを登録しておくのは決して無意味ではありません。スマホから自転車を予約し、30分以内にポートへ行って、送られてきた暗証番号を入力…という長ったらしい過程をICカードのタッチのみで済ませてしまえるわけですから。むやみにタッチパネルを利用するのは誤操作を招きますので、初回利用時にICカードを登録してしまった方が良いと思います。

ちなみに、ICカードといえばSuicaをはじめとする交通系ICカードが真っ先に思い浮かぶ方が多いと思いますが、なんと香港の交通系ICカード“八達通”(オクトパス)やはては塾の通行証でも登録できたという話も。どのカードまで登録できるか一度試してみては…?

①ICカードの登録
 ICカードを利用するには当然ながら登録が必要になります。
 登録は借りた自転車で行います。利用中の自転車のタッチパネルの電源を入れ、[CARD]上にICカードをかざすと「ICカード未登録」という表示がなされます。しばらくすると「ICカードを登録しますか Yes→1 No→2」という画面に変わるので、[1]をタッチ。「ICカードが登録されました」という画面に切り替われば登録完了です。

②利用
 一度登録してしまえばあとはこちらのもの。次回利用時からは直接ポートに向かい、気に入った自転車の電源を入れ、[CARD]にICカードをかざせば利用を開始できます(事前に別の方の予約が入っていることがあります。「予約済み」などと表示されるので他の自転車をご利用ください)。
 一時駐輪の解錠も電源を入れ、[CARD] にICカードをかざすだけで可能です。なお、返却時にはICカードは必要ありません。所定の手続きを行ってください。

 ICカードを登録すれば自転車をもっと気軽に利用することができます。まだハローサイクリングを利用したことがない方は初回利用時に、利用しているけど登録はまだ…という方は今すぐにでもICカードを登録してみてください。

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