国鉄を継ぐ者たち

西鉄柳川駅。素敵な駅舎です。

ところで、西鉄柳川が西鉄と冠するように、柳川には以前西鉄以外に国鉄も鉄路を通していました。瀬高と佐賀を結ぶ佐賀線という路線ですが、特定地方交通線に指定され、1987年に廃止となっています。廃止ということは当然代替交通が必要になりますが、佐賀線では以前より並行バス路線が存在しており、それで代替することとなりました。


まずやってきたのは堀川バスの瀬高・柳川線。柳川以東を代替する路線ですが、一時期は急行運転を行ったうえで佐賀駅バスセンターまで乗り入れていたこともあるそうです。

そしてこちらが柳川以西を担当する西鉄バス佐賀柳川線。待っている人の数がケタ違い…。(もっとも、堀川バスの方は瀬高からやって来てあとは柳川市街へ向かうだけ、というものでしたが)
さっそく私も乗車します。

09:28:** 西鉄柳川発。16人乗車。
09:34:01 京町通過。
09:35:01 中町着。1人乗車。
09:36:52 柳川上町着。2人乗車。
09:38:09 柳河保加町着。1人乗車。
09:41:06 枝光通過。
09:42:12 高橋通過。
09:43:20 大板井通過。
09:43:53 四の坪橋通過。
09:46:02 兼木通過。
09:46:30 幡保着。1人下車。

家具の町大川の市街に入ってきたようで、道の両側に家具屋が立ちならびます。
09:48:27 新茶屋着。2人下車。
09:50:08 国際医療福祉大学前着。12人下車。
09:52:37 中原高木病院前着。4人下車,2人乗車。
09:54:27 大川樟風高校前通過。
09:55:11 向島口福田病院前着
。記録が残っていませんが、おそらく乗降なしだったと思います。

大川市街に入ってからの長いバス停名ラッシュが印象強いですが、乗降データを見直すと柳川と大川といった都市間の流動が多いように見えます。この点では国鉄佐賀線にも生き残る道があったのでは、と思いますが、大川や柳川の駅は市街地から少し離れており、市街地直結のバスに比べて不利だったのでしょう。やはり九州の覇者はバスなのだな、と実感しました。


運行:西鉄バス久留米
路線:佐賀柳川線
区間:西鉄柳川~大川橋~佐賀駅バスセンター
本数:毎時2本
※情報は2017年10月乗車当時のものです※

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