路線バスのナンバーは白い

三島地区のはるか手前、旧小糸町の小糸中島で歩みを止めてしまった日東交通三島線。ここから先、一体どうすればいいのでしょうか…?


ふとバス停の方を見ると、日東バスのものとは別にコミュニティバスのものが用意されています。なるほど末端区間はコミュニティバス代替となりこちらで乗り継ぐスタイルになったようです。

コミュニティバスらしい運賃です。

と、もう一台バスがやってきました。君津駅からの路線のようです。

木更津、君津双方からのバスがやってきて乗り継ぎ準備はバッチリです(乗り継ぐ客私しかいないんですが…)。

パンフレットにはポンチョの画像が掲載されているのですが、やって来たのはワンボックスカーでした(日産のキャラバンでいいのかな?)。
ナンバープレートが白く見えますが、これはオリンピックナンバーではなく本当に白ナンバー。自治体が公共の福祉の一環として自主的に運行するいわゆる80条バスです(ただしこちらでは実際の運行を丸増商事に委託しています)。

ワンボックスタイプの車両に乗車するのは初めてのことなのでどうしていいかわかりません。とりあえず運転席後ろの運賃箱に200円を入れて一番奥の座席に逃げ込みます。
乗り込んでみて気付きました。車内に降車ボタンがないのです。どうも乗車時に降車する停留所を告げる手筈らしいのですが、時すでに遅し。降車停留所を告げなかったらどこまで連れていかれるんだろうという不安とともにバスは小糸中島を去りました(結局、他の乗客との会話の流れで無事に降車停留所を告げることができました。本当によかった…)。

11:17 中島発。車内にはすでに2人乗客がいました。
11:20 塚原着。1人下車。

大規模な採土場。10年もすれば目の前の欠けた山など消えてしまうのでしょうね…。

11:27 市宿着。一人乗車。どこに向かうんでしょうか?

粟倉停留所はちょっとしたターミナルとなっているようでいったんロータリーに入ります。

11:30 粟倉通過。ターミナルと言ってもロータリーレベルのほんのささやかなものでしたが、元々はこちらで三島線・周西線との乗り継ぎが行われていたとのこと。国保清和診療所に隣接しており、ここを起終点とする便も多いのですが、今回乗降はありませんでした。(余談ですがロータリー右手の建物は千葉県森林組合君津支所のものだそう。小坪井にまつわる資料など転がっていないでしょうかね…。)

11:34 バスはふいに停車。一人下車しました。次バス停の案内が流れないのでどこにいるのか全くわかりません。なんとなくタクシーのような嫌気を覚えました。

11:40 二入着。終点の県民の森まではまだまだありますが、ちょっとここで寄り道することにします。

私が降りるとバスはさっさと走り去ってしまいました。よそ者には興味がないようです。


運行:君津市※運行は丸増商事に委託
路線:君津市コミュニティバス中島・豊英線
区間:鈴木病院前~粟倉~県民の森
本数:平日13便、土休日10便(区間便・循環便含む)
※情報は2018年1月乗車当時のものです※

コメント

  1. 空想委員 より:

    大型車使用で降車ボタン装備でも降りるところを乗車時に告げることになっているコミュニティバスは地方を中心に多い(例:とよやまタウンバス、南丹市営バス)ですよ。ただこういう路線は乗客もそれなりにいるので、他の方を見ていれば間違えないのですがワンボックス路線で聞いてくれないのは……。

    なお私は、路線バスはその地域ならではの乗り方があるかもしれないので、はじめて乗る路線では最後に乗ることにしています。まあ、そもそも私しか乗客がいないことも多いのですが……。

    • ばか者 より:

      そんな路線もあるんですね。やっぱり路線バスは難しい…。
      今回も乗り継ぎ客の1人でもいれば真似て乗れたとは思うのですが、さすがに乗り継ぎ需要はなさそうでした(中島・豊英線の始発の鈴木病院前でも乗り継ぎ自体はできるので、そちらで乗り継げばよかったと後悔しています)。

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