もうひとつの道

わたしが年始を狙って津田沼・ららぽーとTOKYO-BAY線に乗車したのは、なにも運賃200円をケチるためではありません。平和交通が同路線を無料運行するのに対抗して京成バスシステムが船橋駅から臨時の無料直通バスを出していたからです。

ららぽーとTOKYO-BAYのバスターミナルでは案内表示の色によってそのバスが有料か無料かを区別しています。ただし、期間限定で無料になっているだけの津田沼・ららぽーとTOKYO-BAY線は有料を示す青い表示のままです。バス停には無料運行の宣伝が掲げられているので戸惑う客はいないと思いますが。

京成バスシステムも普段は有料の一般路線バスを運行しているため案内表示は青です。全便が無料となっている平和交通と違い、こちらは直行便だけが無料で通常のバスは有料なので案内が難しそうです。ららぽーとのジャンパーを着たスタッフが3人も案内に徹していました。

一般路線バスも発着するためか、無料の案内をするのは先のスタッフとこの行先表示のみです。

普段は津田沼などで社員輸送を手がける車両が使用されます。社員輸送バスに乗れる機会は滅多にありませんのでテンションが高まります。

社員輸送目的なので2人掛けシートばかり並び、立ち席スペースはほとんど設けられていません。買い物客にもピッタリです。

有料の案内表示と無料を案内するスタッフ

そういうわけで乗り込んだのですが、まだオープン間もないため乗客は一人しか乗っていません。船橋での折り返しがどれほどになるか楽しみです。
10:31:09 ららぽーとTOKYO-BAY発。

一般路線バスなら左折して海老川沿いを行くのですが、このバスは右折。船橋競馬場のほうへ向かい始めたのです。突き当たりを右折し今度は南下。誤って南船橋行きの無料バスに乗ってしまったのではないかとさえ思いました。
もっとも、さすがにそんなことはなく、浜町2丁目の交差点で右折し国道357号線へ。狭く渋滞しやすい国道14号を避けたかったようです。こちらはこちらで交通量多いのですけれど…。
日ノ出町交差点で右折レーンに入り、いよいよ船橋駅へと思った矢先、大問題が。なんと一向に信号が青にならないのです。交通量の多い国道357号線だけあって、右折車は直進・左折車と別の信号で管理しているのですが、357号は当然ながら通過交通が大半。直進にばかり信号が割り振られていていつまで経っても信号が変わってくれないのです。おそらく3-4分は停車していたのではないでしょうか。ここまで来ると渋滞を加味しても14号経由の方が良かったような…。

10:41、ようやく信号が変わり出発。浜町2丁目の交差点を曲がったのが10:35ですからどれだけ長時間停車していたかわかると思います。
ここからは京成バスシステムの牙城。スイスイ進み、あっという間に駅前に差し掛かります。一般路線バスは駅前の混雑を避けるため全便が京成船橋駅止まりとなっているため、どうせそんなものだろうと思っていたのですが、意外にもバスは京成の高架をくぐり船橋駅のロータリーに入ったのです。

10:48:59 船橋駅着。一般路線バス乗り場(一般路線バスは全便京成船橋駅どまりなのですが、そのうち一部は船橋駅前を始発とするのです)への到着です。
到着と同時に待っていた列がバスになだれ込んできて一安心。それにしても臨時バスを乗り場に発着させられるのに、一般路線バスをこちら発着にできないのはどういうことなのでしょうか…。バスロータリーは整備途中のようですし、もしかすると今後京成船橋駅どまりのバスがこちらまでやってくるようになるのかもしれません。

普段は乗れない社員輸送バスに乗れるこの路線。運賃無料ですし、乗車してみてはいかがでしょうか。


運行:京成バスシステム
区間:ららぽーとTOKYO-BAY~船橋駅
※情報は2018年1月乗車当時のものです※

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