関門海峡を渡る手段はいろいろ用意されています。在来線、新幹線、国道、高速道路、さきに紹介した船もあります。SUNQパスを持っているなら船か下関~福岡の高速バスを追加料金なしで利用できますが、船は先ほど乗りましたし、小倉へ戻りたかったということもあって、国道のトンネルを歩いていくことにしました。
国道トンネルといっても、歩道と自動車道は分離されており、入口は別々のところに設けられています。歩行者用の入口は唐戸からバスで3停留所先の御裳川にあるのですが、同区間は下関と長府を結ぶ大動脈なので本数について心配することはないでしょう(唐戸のバス停にはLED発車標も設置されています)。SUNQパスは下関を走るサンデン交通の路線にも乗車可能なので心強いです。
乗り場で待っていると7Eボディのクルマがやってきました。最低でも20年ほど前という古参車の登場に思わずテンションが上がります。
10分もかからないくらいで御裳川に到着。後ろには高速道路の関門橋が構えています。
道路の反対側に大砲が何門も置いてあるので見に行こうと信号を待っていると、もう次のバスがやってきました。本当に本数が多いです。
ここ、みもすそ川公園は幕末に長州藩が攘夷を決行し、関門海峡を通行する外国船に砲撃した場所。大砲が置かれているのはそのためです。ちなみに、どうやら5門あるうちの1門は100円を入れると音と煙を演出してくれたようで…。やってみたかった…!
海峡の方も大動脈なのですこしいるだけですぐに貨物船が通り過ぎていきます。こちらのSINO TRANSはおもに日本と上海を結んでいる貨物船社のようです。
いささかのんびりしすぎてしまいました。そろそろトンネルに向かいましょう。
トンネルの入口は道路を渡った山側にあります。
エレベーターは2基ありますが、23人乗りの方がやってきました。
記念スタンプがありました。
400mほど進むとトンネルの底が見えてきました。
県境からすこし進むと道の中央に排水溝らしきものが現れました。排水坑に水を誘導するためのものと考えられ、ここが最深部であることがわかります。県境とは少しずれているんですね。
オタク特有の(?)早歩きでもって10分ほどで門司側に到着。
地上に上がります。後ろの予定が詰まっていたとはいえ、もうすこしゆっくり楽しみたいところでした。
おおむね単調といってしまえばそれまでですが、通行料タダですし下関・門司にお越しの際はぜひ訪れてみてください。
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