- HELLO CYCLINGが静岡と名古屋でサービスを開始した。
- どちらのエリアも一部のポートでバッテリー充電が可能となっている。
これを見てみなさんは何を思ったでしょうか。私はこう考えました。
静岡と名古屋でバッテリーを充電すれば東京~大阪間を1台の自転車で走破できるのではないだろうか。
東京~静岡・静岡~名古屋・名古屋~大阪はそれぞれ200㎞程度。ヤマハPASの航続距離はだいたい70㎞くらいなので、うまく配分すれば走り切れない距離ではないでしょう。
東京を出発するときに、バッテリー満タンかつポートでの給電に対応した自転車を確保しなければなりませんが、幸いにも東京都心部では竹芝1か所と新宿2か所の合計3ポートが充電可能となっており、前夜に自転車を回送しておくことにしました。
朝10時、まずは海浜幕張駅北口でA0330号車をレンタル。直線的なフレームにタイヤも27インチと大きめなこちらの自転車はヤマハのPAS CITY-S5という車種で、変速機も5段あるので長距離ライドにはもってこいです。もちろん充電機器も備えています。
国道357号線から新大橋通りに入るいつものルートで東京へ向かうと、海浜幕張~竹芝30キロ強を2時間20分で走り切れました。やっぱりPAS CITY-S5は良い走りを見せてくれます。
1台だけでは夜のうちに乗って行かれないか不安…と探していたところ、川崎大師でA0340号車を発見。ただ、残念なことに乗ってみるととても長距離走れる整備状態ではありませんでした。車番の若さを見ればわかりますが、この車両群はもう投入から4年近く経っているので万全な個体を引き当てるのは相当困難です。
奇跡的に道中のデニーズでA0302号車を見つけ、車両交換しました。なんとこちらは瑕も特に見当たりません。よっしゃ。
昼食を挟み、こんどは西新井駅へ。B0444号車のドレスガードには出前館の広告が入っていました。大阪まで自転車をデリバリー…面白味はありますがさすがにやめておきます。
近くにもう1台いたのでこちらを持っていきましょう。車番はなんとA0334…334…阪神は関係ありますね笑
日は暮れてしまいましたが最後にもう1台。大森海岸からA0332号車を回送します。
結果、なんとPAS CITY-S5が4台も集結しました。ぜんぶで50台しかいないはずなんですが…。忘れずに充電ケーブルを繋ぎ、明日朝まで残っていてくれと願いつつ、その場を後にしました。
さて、本編たる東京~大阪充電旅の模様は、『シェアサイクル紀行2022』に収録しています。翌朝まで自転車が残ったのか、そして無事大阪まで辿り着けたのか、ぜひご覧ください。
充電旅だけでなく、年跨ぎ&初詣&初日の出鑑賞サイクリング、長崎街道走破など盛り沢山な内容となっています。
大晦日のコミックマーケット101 東2ホールU-09bにて頒布するほか、メロンブックスおよびBOOTHでの通販、さらに1月8日に上諏訪で開催されるタビノトビラ4でも頒布する予定です。ぜひお求めください。
コメント