2人を結ぶでおなじみのジャンボフェリーに乗船してきました。
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今回乗船するのは〈こんぴら2〉。新造船〈あおい〉の就航に伴い引退が予定されています。
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乗船したら真っ先に向かうべきは後部デッキです。青空が降り注ぐ甲板にトレーラーが所狭しと詰め込まれていきます。狭い甲板上でぐるりと転回していく様は職人芸としか言いようがありません。最後の1本に至っては甲板上に転回できるスペースがないからとランプウェイを上るところからバック運転。圧巻でした。
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クルーズ船〈ぱしふぃっくびいなす〉を背に出航。高松までは約4時間の旅路です。
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高松へ向かう船ということで当然船内ではうどんが提供されています。〈こんぴら2〉のうどんカウンターは窓際で海を眺めながら啜れるんですよね。オリーブ牛カレーうどん、スパイシーで美味でした。
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そうこうしているうちに船は明石海峡へ。お天気はイマイチですが橋潜りは何回やってもワクワクするものです。
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橋を潜ると船は急旋回して南西に針路をとります。めっちゃ傾いてます…
淡路ジェノバライン〈まりーんふらわあ2〉 うずしおクルーズ〈咸臨丸〉
海峡を行き交う船たち。かわいい。
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しばらく船内で寛いでいるといつの間にか青空が広がっていました。
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上の写真にも小さく映りこんでますが、ここで僚船〈りつりん2〉と反航します。遠めの反航でアナウンスも特にないため長距離フェリーに乗り慣れていると見逃してしまいそうです。
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反航を見終えると小豆島が目前に迫っていました。当便は小豆島・坂手港にも寄港します。
大角鼻を回り坂手の町並みが現れたそのときです。STU48『瀬戸内の声』が流れ出しました。
島陰から鄙びた港町が現れる光景にスローテンポで懐かしさのある『瀬戸内の声』は実に似合っていました。島に辿り着いた。その実感が何倍にも増幅され、瞳は自然と潤っていました。
確信を持って言えます。初めて小豆島を訪れるならジャンボフェリーで神戸から向かうべきです。
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感動に浸っている間に船は手早く回頭し坂手港に着岸しました。10人が下船する一方で乗りこんでくる方も6人います(いずれも徒歩のみカウント)。
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坂手を後にします。再び『瀬戸内の声』が流れ、涙がぶり返しました。
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高松が近づくと付近の島々へ向かう船たちが次々と反航していきます。この船の多さ、瀬戸内に帰ってきました。
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18時30分、船はやや遅れて高松東港に到着しました。徒歩下船は20名強といったところ。平日の昼便ならこんなもんでしょうか。
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高松駅へは無料の連絡バスで10分ほどです。
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明石海峡、小豆島、高松付近の反航ラッシュと見どころ満載。ジャンボフェリーの昼行便には船旅の魅力が詰まっていました。新造船〈あおい〉は旅客設備が充実しており、さらに満喫できること間違いないでしょう。楽しみでなりません。
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