遠すぎる(?)新函館北斗駅

2016年3月に当面の北海道新幹線の到着駅として開業した新函館北斗駅。その名の通り函館エリアの玄関口となる駅ですが、函館市街までは直線でも15キロほどと新幹線駅のなかでも随一の遠さを誇ります。


新幹線を降りてまず目に付くのは発車標の回送の文字たち。この駅では到着列車は原則12番線に入り、いったん引き上げられたのち11番線にやってきて再び旅立つようです。

一方、ホーム端から東京方面を眺めると何やら怪しげなスペースが。

札幌延伸時には下りに待避線のある2面3線構造となるようです。

電車の時刻もありますのでそろそろ在来線ホームへ向かいましょう。コンコースに上がり乗り換え改札を抜けます。

在来線コンコースに入ると正面にホーム案内があります。はこだてライナーの存在が強調されていて函館を目指す方が迷うことはなさそうです。

ブレブレですがコンコースの発車標。函館方面、札幌方面とも15分少々で接続が確保されています。

ちなみに3,4番線はこんな感じ。こんどのはこだてライナーが途中五稜郭しか停まらない快速とはいえ、3分後に普通列車も用意されているのはなかなか贅沢ですね。

エスカレーターを降りるとそのまま前方へ誘導されはこだてライナーの姿が見えてきます。

なおエスカレーターの裏手にも乗換改札があり、この1,2番線と11番線は平面で移動できるようなのですが、訪問時はまったく気づきませんでした。

733系1000番台は新函館北斗~函館のアクセスのため新造投入されました。

オールロングシートのせいか車内はすっきりとした印象。スーツケースなどの置き場を考えると案外クロスシートよりこちらのほうが都合いいかもしれません。席は埋まり立ち客もそれなりにという感じでしたが、先頭車までいくとちらほら空席もありました。

と、札幌行きのスーパー北斗9号が到着。乗客がなだれ込んでいきます。その数、ざっと見る限りでははこだてライナーと大差なさそうです。スーパー北斗には札幌方面まで乗りとおす客もいれば大沼公園で降りてしまう方々も相応にいると聞きますが、この列車ではどれくらいの比率だったのでしょうか。(ちなみに右奥に見えるのが“3分後の普通列車”です。)

11:10 スーパー北斗に遅れること1分、こちらも出発です。

駅を出ると新幹線の高架は右手に去っていきますが、車両基地への線路はお隣を走ります。
七飯駅手前で藤城支線が合流。こちらを通る普通列車も気になるところです。
道南いさりび鉄道も合流してきました。

11:20 五稜郭着。3人下車,2人乗車。
五稜郭を出ると「あと8分ほどで函館に到着します」と放送が流れました。

折り返しは普通となるようです。

ただの普通だろってツッコミは置いといて。

現地を訪れてみて新函館北斗駅のアクセスはそれほど悪くないなと感じました。ただ、漠然と在来線ホームと新幹線ホームが隣同士で平面で乗り換えられると聞いていた身としては駅到着時に平面で乗り換えられないの?と思ってしまったのも事実。せめて札幌延伸までの間は到着電車を11番線に入れて新幹線→在来線の乗り換えも平面でできるようにならないでしょうか。なお今回利用したはやぶさ1号の場合は新函館北斗到着と同時に上り列車が発車するのですが、どちらかの時刻を少々いじることで11番線発着にできないものかと思います。次回訪れる際は在来線→新幹線でフラットな乗り換えを体験してみたいですね。

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