三陸鉄道はローカル線の希望なのか

盛からは三陸鉄道南リアス線に乗車。今日は日中ずっとBRTに乗っていたので、久々の鉄道です。

三陸鉄道南リアス線は、北リアス線のようにあまちゃんの舞台になったというわけではなく、どちらかといえばローカル色の強い路線となっています。時間帯としては高校生の帰宅需要がありそうですが、どのくらい利用があるものなのでしょうか。

車両はクウェートの援助によって導入された36-700形で、車体にはクウェートへの感謝の言葉が書かれているようです(確認し忘れました…)。
ボックスシートを1区画ゲットして待っていると、案の定高校生が多く乗車してきました。各ボックスに1〜3人という状況ですが、どこまで乗るのでしょうか?

盛を出ると岩手開発鉄道線と別れ、すぐに陸前赤崎に着きます。ボックスシートなので乗降が見えにくいですが、 とりあえず降車はいなさそうでした。次の綾里では7人降車。残っている乗客はほとんどいなそうなので、ここまでが通学圏と言えるでしょうか。
恋し浜では1人甫嶺では4人下車し、高校生の姿は見えなくなりました。ここから先は釜石の方が近いでしょうし、このような状況も当然と思われます。

高校生の流動は思った通りでしたが、意外と数が少ないように思います。朝に石巻北高の通学輸送を見てきた、ということもあるのですが、20人もいないというのはなかなか厳しい状況に思えます。無論、一般客はさらに少ないですから、ローカル線の模範とされた三陸鉄道でさえ地元客の利用は多くないようです。先日、Twitterで三鉄沿線民は「鉄道は、乗らないけど残してほしい」と言っているとの話を見たのですが、前者に関しては大当たりと言えます。30年前にローカル線の希望だった路線が今でも希望とは限らないとはいえ、このような状況を見ると地方三セクの経営は本当に厳しいのではないかと勘繰ってなりません。鉄建公団譲りの高規格な路線だけに廃止されないことを願うばかりです。バス代行にされたら気仙沼BRTよりも酷い峠越えを強いられるでしょうからね…。

そんなことを思いつつ、三陸駅で途中下車してみました。集落の方に商店街があるようなので、夕食をとりにいこうと思います。すっかり日も落ちた三陸駅では星空が輝いていました。

なんだこの怪しいキャッチコピー

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