あらま号で津軽半島を横断し、津軽中里駅にやってきました。ここからはもちろん津軽鉄道に乗車します。
「本州最北の民鉄」がキャッチコピーのようです。非電化の私鉄で三セクじゃないのはかなり珍しい気がします(関鉄はちょっとテイストが違う感じがしますし、あとは島鉄くらい…?)。
ローカル鉄道ではおなじみのNDCシリーズ。こちらでの形式名は津軽21形です。
中にはボックスシートが並びます。
12:04 津軽中里発。乗客は2人だけです。
一部列車は通過してしまう深郷田で1人ずつ乗降がありましたが、以降は何事もなくまったりと進んでいきます。深郷田駅を出たところの踏切で見かけたのですが、なんと弘南バスの五所川原~小泊線がほぼ同時刻(中里基準で1分差!)に走っていたようです。中里乗り継ぎでフィーダー化しろとは言いませんが、もうちょっとどうにかならないのかなと思います。
金木でいったん下車。太宰治記念館「斜陽館」を訪れます。
たっぷり4時間ほど観光し、駅に戻ってきました。本当は1本前の列車にも間に合ったのですが、津軽鉄道に来たからにはアレに乗らねばなりません。
アレとはもちろん津軽鉄道名物のストーブ列車のこと。機関車に暖房を供給する設備がないため客車内にダルマストーブを設けたもので、現在は基本的に冬の時期(12月~3月)のみ運行されています。ディーゼル機関車に牽引されているイメージでしたが、機関車の都合か津軽21形に引っ張られていました。なお、ストーブ列車に乗車するには普通乗車券のほかにストーブ列車券が必要なため、機関車牽引時でも気動車は連結されているようです(気動車に乗る場合は乗車券のみでOK)。
列車券の確認の都合上、車両前方のドアから乗車します。金木での乗車は3人、金木以前からの乗客はいませんでした(金木での降車もなし)。
無事ストーブ正面の座席を確保できました。
…ところがこの日は3月でも指折りのぽかぽか陽気。8月の五所川原立佞武多の時期に「真夏のストーブ列車」なるものを運行しているらしいのですが、それに勝るとも劣らぬ暑さでした。この暑さに思わずストーブで焼かれるスルメをパスしてしまいます。
毘沙門を除く各駅に停車していくも乗客は現れず(気動車のほうには乗ってたと信じたい)、20分ほどで終点・津軽五所川原に到着しました。
こちらにもいろいろ気になるものが停まっていますが、五能線の列車の時刻が迫っていたためまともに見ることすらせず後に。また今度じっくり見にきたいところです(できれば冬真っただ中にしてストーブ列車のスルメのリベンジを…)。
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