昨年4月のダイヤ改正より運行を開始した東武特急リバティ。快速・区間快速の役割を受け継ぎながら全日スペーシアの土休日料金と同額を取る強気さが気になり、乗車してみました。
日光夜行号に付いてくる復路の乗車券は同一方向(浅草方面)に乗り放題。そこで、下今市でいったん降りてみることにしました。(大雨でカメラのレンズが曇ってしまっていますがご了承ください)
昨年8月より運行を開始したSL大樹。機関区の設置された下今市ではSL展示館が整備されました。
SL大樹が日本全国の協力のもと運行されていることがわかります。
転車台広場。当然ながら見物客はいません。
ホームに下りるときりふりが去っていきました。紅葉シーズンで臨時列車が多く設定されていただけに台風の直撃は大きな痛手だったはずです。
見にくいですが、列車名が長いため「R会津・Rけごん」と略されています。これも増解結のある列車ならではだな、と思ったり。
さっそく来ました。
あれ？通過！？
という冗談はさておき、リバティけごんと連結するため前方に停車します。よく見ていませんでしたが、会津田島からはるばるやってくる列車とあって乗客の出入りは少なかったように思います。
14:35 乗車するリバティけごんが到着。連結のためしばらく待たされます。
座席はこんな感じ。大雨のなか奥日光を歩いてきた身としては辛い固さです。
ちなみに、日光夜行号のツアー内容には帰りの特急券がついていませんが、オプションで割引価格の特急券を購入することができます。今回利用した春日部までは通常1230円のところ、990円で乗ることができます。
14:52 新鹿沼着。乗降なし。
15:07 栃木着。1人乗車。
ここで車内を一巡。3号車は53人、2号車は42人、3号車は55人乗車していました。
15:29 栗橋を通過するので連絡線のようすを見ておこうと思ったところ…
四季島だ！！
なんと四季島が東北本線を駆け抜けていました。大雨のなかでもわかる黄金のボディ、カッコいいです…。
幸手を過ぎると住宅地が広がり、一気に都会に戻ってきたのだな、という印象を受けます。
15:37 東武動物公園通過。
春日部では2号車と5号車しかドアが開かないので移動します。
せっかくなのでけごんと会津の連結面を…。
15:42 春日部着。7人下車,3人乗車。(リバティけごんのみのデータ)
主要駅にもかかわらず乗降ドアが限定されるということで停車時間は長め。2分近く停車して15:44ちょうどに発車していくと2分と経たないうちに後続の普通が発車するという過密さ。春日部駅改良で解消されることを願います。
コメント
昨今Twitterでお騒がせしております。誠に申し訳ございません。
さて私、最近東武に関心を持ちまして、同鉄道のダイヤや料金制度を調べたのですが、「リバティ」の価格設定にはびっくりしてしまいました。記事内にもあります通り、この列車は快速の後継であって、車両は新型とは言え「スペーシア」のように個室などがあるわけではなく、停車駅も「スペーシア」より多く。極めつけには最新の事業計画に「フラッグシップトレインの投入（＝リバティはフラッグシップではない）」と書いてあっただけに、きっと料金はスペーシアより安いのだろうと勝手に思っていたため、まさかスペーシアより高い（平日）とは、という感じです。「300系列が全廃した後は『きりふり』『ゆのさと』の名を継ぐのが良いのでは」なんて妄想もしていましたので（笑）余計に驚いてしまいました。
とは言え、当たり前ですがこの価格設定にも意味はあるのでしょう。個人的には特急料金の事実上の値上げなどという事態や、今後投入される「フラッグシップトレイン（スペーシアの後継でしょうね）」はリバティをしのぐほど高価で限られた乗客にしか乗れないなどという事態は避けてほしいところではありますが、まずは今後を見守りたいと思います。
というか東武はほとんど乗っていないので、まずは各線に乗るところからですけどね（苦笑）
フラッグシップトレインの存在についてはあまり深く考えていませんでしたが、言われてみれば近鉄のしまかぜのような車両になるのかもしれませんね。豪華な車内設備で他列車と圧倒的な差別化を図るというなら料金が高額になってしまってもまだ理解できる(というかそれが普通でしょう)のですが、リバティのフツーの座席でスペーシア以上の金額を取られるというのはさすがに理解に苦しみます。
とはいえ、いずれはりょうもう号の置き換えにも使われるのでしょうし、これまで以上に柔軟な運行を期待したいところです。