富良野線~ラベンダーの香りを添えて~

ひがし北海道フリーパスと言いつつすでに道東を抜けてしまっていますが、もうしばらくお付き合いください(笑)

富良野線はラベンダー畑(臨)に代表されるように富良野のラベンダー観光輸送で知られていますが、一方で旭川近くは住宅街が並び、旭川空港へのアクセスも期待されている生活路線でもあります。そんなこの路線の利用実態を知るために、朝の富良野行きに乗車してきました(調べる気ゼロですねw)。

ホームに上がると、キハ150の2両編成が待ち構えていました。無人駅では前乗り前降りのはずなので、2両目に乗車している人はなかなか大変そうです。

マイタウン列車ってなんだよ

旭川を出ると程なくして高架を降り、神楽岡に到着します。意外にも3人乗車しました。釧網本線の桂台ではないですが、中心街のサブ駅という位置付けがあったりして…。緑ヶ丘では1人下車、2人乗車と、そこそこ出入りがあります。

ここからは…
西御料:1人下車,2人乗車
西瑞穂:1人下車
西神楽:3人下車,1人乗車
西聖和:1人乗車

という具合に西を冠する駅が連続するのですが、こちらも周辺には住宅街が広がり、そこそこの乗降があります。乗車しているのは高校生ばかりではありませんし、朝ラッシュの通勤逆方向でこの利用状況はなかなか理想的です。強いていうならちょっとスピードが遅いような気がしますが…。

千代ケ岡でも1人乗車し、列車は美瑛に(北美瑛での乗降はありませんでした)。
案の定というか20人ほどわらわら降りていきます。なお、この駅は有人なので降車客20人というのはあくまでも1両目の前のドアであることをお忘れなく。車内が一気にスッキリしました。

 美瑛から先は西中や学田、鹿討といった小駅を通過していきますが、連日の疲れから眠ってしまい、詳しいデータは収集できず。ただ、上富良野で10人中富良野で20人ほど乗車したように、このあたりの流動はなかなかのものがあります。

ナントカ富良野たちで溜めてきた乗客を富良野で一気に放出。最初に乗った時はなんだこれと思いましたが、マイタウン列車の名も伊達ではなさそうです。
こと旭川〜美瑛ではほぼ毎時1本を確保する富良野線。今後の益々の活躍を願います。

コメント

  1. 空想委員 より:

    富良野線、私も朝ラッシュ時間帯に富良野方面行き(富良野から快速「狩勝」になる列車だったかな)に乗ったことがありますが、高校生で満員でした。
    富良野線は早くからディーゼルカーによる地域輸送が行われていた路線。交通公社の時刻表1973年9月号を見てみましたが、この時から既に全列車ディーゼルカーで、旭川~美瑛区間列車も3本あり、同区間では当時から毎時1本程度が確保されていたようです。興味深いのが国鉄美瑛線の存在。これはバス線で、運行系統は美瑛~国立青年の家の区間運転がメインですが、富良野線に並行して旭川まで直通してくる便も毎日4本あり、当時の国鉄としては沿線輸送は鉄道、観光輸送はバスと役割分担をしていたようです。同区間の需要の高さをうかがわせています。
    こういう路線を見ると、地方都市でも鉄道の活躍する余地があると思うことができ励まされます。今後とも活躍を期待したいところです。