1号線に未来はあるか【その2】1号線の延伸を妄想してみる

前回の記事では今の状態を維持しても全く意味がないことを紹介しました。では、当初の計画通り県庁前より先に延伸すれば意味のある路線になるのでしょうか。いろいろ延伸案はあるのですが、今回はその中でも最後まで検討されていた青葉病院延伸案をベースに辿ってみたいと思います。

県庁前駅です。延伸を見据えて少しだけ線路が延ばされています。この先を進むと末広町のあたりで京成千原線が迫ってきて、末広五丁目の交差点を左折して北上するとハーモニープラザを経由して青葉病院近くに着きます。これが、当初の青葉病院延伸案ですが、大きく迂回することになるため、総延長が4キロ近くなってしまいます。そこで考えられたのが猪鼻を経由する案で、こちらだとおよそ2キロで済みます。
自分も、駅の改造は多少必要なものの猪鼻案のほうが優れていると考えていますので、ここを左折します。

左折してすぐ、左手に千葉県庁が見えてきます。中央分離帯はありませんが、歩道上に柱を建てるなどしてなんとか軌道を確保できると思います。言い忘れていましたが、延伸区間は湘南モノレールよろしく単線で建設することとします。

曲がってすぐに分岐がありますので右折します。ここも、街路樹間に柱を建設するのが良いでしょう。路肩が消えてしまう恐れがありますが止むを得ません。もしどうしてもと言うなら車線幅を削ってしまうのが手っ取り早いです。

 小径はすぐに突き当たり、目の前には中央図書館が構えます。私案としては図書館をオーバーパスし、後ろの丘陵を越えていきますが、さすがに突拍子もない案でしょうか?

少し迂回して図書館の裏手に回ってきました。右には文化会館が建っており、奥には千葉城も見えます。ここに(仮称)千葉城駅を設置するとよいと思います。詳細は後述しますが、この駅に交換設備を設ける必要はないでしょう。

千葉城の脇を抜けると路地に。1.5車線化して柱のスペースを確保できるか…。できなければ線形を優先して立ち退きしてもらったほうが得策です。

路地を抜ければ千葉大前の2車線道に出ます。この道は狭いながらも通行量がかなり多いので1.5車線化は不可。千葉大に協力してもらい、奥の土盛り上に軌道を敷設できればなんとかクリアですが、もともとここの反対で延伸がとん挫した以上、そんなことできるのか…。

キャンパスの入り口です。ここには(仮称)千葉大学駅を設けましょう。

キャンパスを抜けると広めの交差点に出ます。並行するバスはここで北上し千葉大学へ向かいますが、軌道はそのまま直進します。

青葉病院です。最終的な延伸案はここ止まりとなっていました。それを証明するかのように2車線道路の中央は広く開いており、いかにも柱を立ててくれ、と言わんばかりです。ここの駅の名前は「青葉病院」とするのが順当ですが、向かいには中央博物館もあるのでそちらも捨てがたいです。まさか「青葉病院・中央博物館前」なんて…。

しばらく続いた2車線道は青葉の森の駐車場がなくなるあたりで左に曲がり途切れています。これより先の延伸はいったんお預けということでしょうか。

全体として、延伸用地はあるにはあるものの多大なる工夫が必要と感じました。次回は並行するバス路線の利用状況を紹介し、そのあとで競合を含めた最終計画についてお話しできればと思います。

その他の記事はこちらから

コメント

タイトルとURLをコピーしました